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付記

2013.5.31

「詩学」のアーカイブについて少し背景を説明させてください。

「詩学の旅」コーナーでのアーカイブ作業は、現在、詩学の友の会のメンバーである角田寿星の所持しているバックナンバーをもとに進めております。その1冊1冊は、もともと詩学社にありました。ですが、詩学社の自主廃業と、それに続く寺西幹仁社長の急逝のさなか、貴重な資料が行き先をなくし散逸してしまうことを防ごうと、ピクルスさんや角田が保管していまに至ります。

そのあたりの事情に関しまして、以下に当時の文章をリンクします。

・ピクルスさん「旧詩学社最終在庫について」

・角田寿星「旧詩学社最終在庫について」

2007年に詩学社がいよいよ厳しいという時に、「詩学」や詩学社を、そして最後の編集長であった寺西さんを支えた方々が他にも大勢いらっしゃいます。そうした方々おひとりおひとりがいらして、そのうえで初めて、いま「詩学」のアーカイブを進めることができております、ということを書き添えさせてください。

また、のちに詩誌などにおいて追悼企画が掲載されました。その一部ですが、ここに書き留めておきたく思います。

・「追悼 座談会 寺西幹仁と『詩学』が私達に遺したもの」馬野幹、古溝真一郎、クロラ(「詩と思想」2008年12月号)

・「追悼 寺西幹仁」(「ガーネット」vol.54)

・「寺西幹仁インタビュー」(「詩と東京」)

※寺西さんがお亡くなりになる前日に収録された貴重なインタビューです

(白井)

アーカイブ担当 角田より

2013.5.31

「詩学」アーカイヴ作成の担当をさせていただきます。

二〇〇七年、詩学社廃業の折に、事情あって社内の「詩学」バックナンバーを引き取ることになりました(詳細については、詩学社最終在庫に関する上掲リンク記事をご覧ください)。現在は自宅の書庫および、ピクルスさんのご厚意により一部保管をお願いしております。

この度、手持ちのバックナンバーの表紙と目次を、詩学の友の会有志一同で、古い順からアップロードいたしました。これからも続々と公開予定ですが、御覧の通り、詩学社所蔵のものだけでは空きナンバーがまだまだ多数存在します。

ここからが「詩学の旅」と銘打った所以ですが、当コーナーでは欠番の募集を行います。欠番のデータを当サイトに送ってくださると有難いですし、もしそうでない場合は、当方がそちらに伺ってデータをいただければ、と考えています。その折には、もしよろしかったら、当時の「詩学」を巡るお話など拝聴できれば幸いです。

アーカイヴ作成にあたり、国立国会図書館にバックナンバー揃ってるでしょ?国会図書館で調べれば簡単じゃないの?という疑問が発せられるとは思いますが、実は国会図書館の「詩学」はデジタル化の最中でして、閲覧可能になる見込みは未定とのことでした。

当コーナーはアーカイヴと、「詩学の旅」にまつわるブログ記事の二本柱でお届けいたします。旅は始まったばかりですが、旅が広がっていくよう、努力します。

(角田)