◯作品
詩人の杖/安西均
出会うため/高野喜久雄
伝言抄 四編/広部英一
海のアネモネ/松本昌子
足/なす・こういち
杳かな母/磯村英樹
骨――天野忠さんに/大野新
詩の読み方/望月昶孝
一万四千六百泊/池井昌樹
ロビンソンの島/黒岩隆
異聞/島朝夫
石ひとつ/成田武夫
着物/秋山江都子
石橋鎮魂歌/杢田瑛二
事/他/麦朝夫
◯小特集 詩と凝視
日常/柿沼徹
内に向かうベクトル/清見翠
はじめに凝視があった――/野村喜和夫
観察・凝視・凝縮(展開)/横井新八
◯論考
〈論考〉
北村太郎のアクロスティック/宮野一世
宮沢賢治小論/相沢正一郎
〈時評〉
H氏賞作品の瑕疵論議/真岡太朗
〈視点〉
私は存在しない、ゆえに私は存在する。/谷内修三
◯月評
詩書選評 書くことと読むこと/山本楡美子
詩誌選評 コンセプト崩壊群落/阿賀猥
俳壇時評 坪内稔典の「百年の家」/林桂
歌壇時評 〈釈 迢空〉没後四十年/梅津英世
◯エッセイ・コラム
ゆめ横町 美三郎/木村信子
某月某日 ベッシーナ/財部鳥子
詩の分校 エロス/清水昶
詩壇手帖 入院雑記/安西均
◯研究作品選評
〈作品〉
布川基美 阿部俊子 近藤茂美 先田督裕 山本幸子
金井雄二 礒部ゆりこ 松野和子 小野ちとせ
岡本圭司 徳永遊 中村英俊
〈選評〉
中上哲夫 中本道代 宮本むつみ 嵯峨信之
◯題字/小山実
◯画(表紙・扉)/鈴木翁二
◯カット/山崎益弘
◯作品
半分/田中清光
晴天棒/新井豊美
後生楽/花田英三
わたしは どこに/宮本むつみ
海辺への冬旅/尾崎与里子
ある年の終わりに─画家 坂田 和へ/西一知
自閉症/金井直
言葉─時流/崔華國
縁からの送信/他/貞久秀紀
歩く/橋口しほ
家系/山田玲子
鼓動─予感/秋野さち子
冬の休暇/佐々木安美
◯小特集 詩と官能
官能装置のリアリティ/河津聖恵
詩と「なまめき」/角田清文
エロチシズム・言葉/福井久子
萬葉の歌いくつかに即して/川西健介
◯新人特集
セスナと心象/金井雄二
生きる/大河内さち子
コーヒー幻想/岡本圭司
眠りの罠/阿部俊子
冬の実/小野ちとせ
畔(hotori)/近藤茂美
お滝/山本幸子
秋の言葉/布川基美
遠い母子像/徳永大
新人紹介
「詩学」新人一覧
◯論考
●論考
喩論のほうへ/成田昭男
●視点
ことばを捨てる/谷内修三
◯月評
詩書選評 詩とは何か、ということ/山本楡美子
詩誌選評 イデオロギーの崩落/阿賀猥
俳壇時評 「雷帝」創刊終刊号/林桂
歌壇時評 〈歌語り〉の領域/梅津英世
◯エッセイ・コラム
ゆめ横丁 山椒魚/木村信子
某月某日 中年ディスコ/財部鳥子
詩の分校 象/清水昶
詩壇手帖 詩碑のこと/安西均
◯研究作品選評
<作品>
安川登紀子 川田実加 鈴木有美子 中内聖子
高木祥雄 平川律 山本久子 先田督裕
立崎まり子 清岳こう 房内はるみ
<選評>
中上哲夫 中本道代 宮本むつみ 嵯峨信之
◯題字/小山実
◯画(表紙・扉)/鈴木翁二
◯カット/山崎益弘
◯作品
鳥の声/増田耕三
本ではなくて/他/鈴木正樹
表意/中本道代
空/佐々木洋一
姫鋏/井口幻太郎
窓から/丹田亮子
宝 パオ/今辻和典
午後の事/伊藤阿二子
禁漁区/小山和郎
朝顔の観察/岡野絵里子
何もなかった/長田弘
春の人魚のマドリガル/岡本勝人
一九九四年のコドモ/他/森田省子
白い時間/國中治
父の背中/他/中正敏
◯小特集 詩と魂
おばあさんのスピリット/岡島弘子
詩という現象/石峰意佐雄
魂の無気味さ/井本木綿子
たましいについておもうこと/たなかよしゆき
◯論考
●論考
抒情詩の行方/八木幹夫
問い自体に答えが宿る/山下久樹
●投稿
時評家の鏡/辻征夫
●視点
複数の話法/谷内修三
◯月評
詩書選評 詩と詩論の協働/山本楡美子
詩誌選評 『火鉢軍団』VS『ケモノ女軍』/阿賀猥
俳壇時評 句集三冊/林桂
歌壇時評 現代短歌のドラマツルギー/梅津英世
◯エッセイ・コラム
ゆめ横丁 月夜茸/木村信子
某月某日 顧城の自殺/財部鳥子
詩の分校 歯/清水昶
◯研究作品選評
<作品>
清岳こう 徳永遊 風信子 神永あい子 平川律 高木祥雄
峯沢典子 中島香 立崎まり子 あとららんだむ 谷口謙
房内はるみ 関口もとじ 田中圭介
<選評>
中上哲夫 中本道代 宮本むつみ 嵯峨信之
◯題字/小山実
◯画(表紙・扉)/鈴木翁二
◯カット/山崎益弘
◯作品
途中の風/田中郁子
くたびれた永遠/柴田三吉
球体/木坂涼
宇宙のアリア/嵩文彦
拒む手/なべくらますみ
白い手/来栖美津子
古い洋館/馬場晴世
歩きながら/葵生川玲
秘事/佐伯圭子
朝/他/水根太美
エスカレーター/他/はたちよしこ
「世間尻」その他/嶋岡晨
めざめ/森弘文
変な夢/高野喜久雄
◯追悼 安西均
安西均を偲ぶ/伊藤桂一
精緻・壮麗なドラマの生涯/鈴木亨
名優安西均の最後/菊地貞三
最後の日々/河村信子
安西さんを偲ぶ/杉山平一
語りつくせぬ詩人/新川和江
「粋」のひと/大野新
安西均先生追悼/以倉紘平
海豚と春の雪/井川博年
鼻声のジャン・ギャバン/松永伍一
天においでの安西さんへ/川崎洋
◯論考
●東京漂流記
透けて見える中身と無気味なもの/駒田克衛
●視点
剛直な光/谷内修三
◯月評
詩書選評 さまざまな方法/山本楡美子
詩誌選評 謎の主体のゼロ地帯/阿賀猥
俳壇時評 「G町」ほか──六冊の句集/林桂
歌壇時評 前川佐美雄の再検討/梅津英世
◯エッセイ・コラム
山高帽子 K先生/林堂一
某月某日 コラムの名人/財部鳥子
詩の分校 埴谷雄高/清水昶
◯研究作品選評
<作品>
先田督裕 中村英俊 富田庸子 徳永遊 片岡直子
平野春雄 三上透 楠見朋彦 近藤由貴枝 細矢満
<選評>
中上哲夫 中本道代 宮本むつみ 嵯峨信之
◯題字/小山実
◯画(表紙・扉)/鈴木翁二
◯カット/山崎益弘
◯作品
若い保母さんの前で/以倉紘平
今日はどこでも/甲田四郎
虫喰いリンゴの行方/香川紘子
そんな処/他/糸屋鎌吉
当事者/山本万貴
サクランボの季節/他/本間容子
湧きくる如く/愛敬浩一
春海通りから/柳本良男
見えない手/高階杞一
春をさがす/直井和夫
首なし地蔵/城侑
五月のろば/小柳玲子
鷹葬/浜田知章
麦畑の神話/城戸朱理
樹 二題/西中行久
日蔭町/小沢信男
◯小特集 詩の条件
憧れと成熟と/杉谷昭人
詩を成り立たせるもの/有働薫
「詩の条件」なんて言われても/八代信
詩のことばが浮遊するとき/秋山基夫
イメージ言語の可能性をめぐって/みもとけいこ
◯論考
●クロニクル
高森文夫詩集「昨日の空」のこと/釼持俊彦
●東京漂流記
謎の怪人物達/駒田克衛
●視点
辻征夫への手紙/谷内修三
◯月評
詩書選評 多様な詩と現実/山本楡美子
詩誌選評 ノッペラボウとソクラテス/阿賀猥
俳壇時評 女流の句集六冊/林桂
歌壇時評 公的短歌と私的短歌/梅津英世
◯エッセイ・コラム
山高帽子 熱帯メダカ/林堂一
ポエトリウム ハウ/佐藤正子
某月某日 ロバにのって/財部鳥子
詩の分校 竹の水仙/清水昶
◯追悼 永塚幸司
「永遠の昼寝」へと向かってしまった詩人を悼む/山根研一
◯レスプリ・ド・ラルース
◯研究作品選評
<作品>
麻生美雪 吉秋説子 三上透 いいだ敏子 徳永遊
中内聖子 あとららんだむ 高木祥雄 雪野中将
金井裕美子 松野和子 磯部ゆりな
<選評>
中上哲夫 中本道代 宮本むつみ 嵯峨信之
◯題字/小山実
◯画(表紙・扉)/鈴木翁二
◯カット/山崎益弘
◯日本現代詩人会 平成六年度 H氏賞・現代詩人賞特集
<第四十四回H氏賞>
◯受賞のことば/高塚かず子
◯選考経過/佐久間隆史(詩集賞担当理事)
◯選考のことば
詩の中の詩を求めて/齋藤怘
「新人」という語感の魔力/尾花仙朔
感想など/川杉敏夫
広く社会に推奨したい詩/こたきこなみ
贅沢な読者/鈴木ユリイカ
円環のなかの十三冊/宮沢肇
選考に臨んで/宮本むつみ
<第十二回現代詩人賞>
《該当作なし》
◯選考経過/木津川昭夫(理事長)
◯選考のことば
選考のことば/杉山平一
選考評/大塚堯
剽窃という出来事……?/高良留美子
腹にこたえる言葉を/瀬谷耕作
現代詩人賞とは何か?/原子朗
重々しい賞/牧羊子
選考所感/鎗田清太郎
☆高塚かず子の人と作品
海、あみもの/宇佐見英治
人間へのメッセージ/山本哲也
いのちの原郷・海へ/新藤涼子
海からきた巫女/岡耕秋
☆詩作品等の引用問題に関する資料/他
日本現代詩人会の見解
芝憲子氏の公開質問状
所感/本多寿
資料
「引用」感謝論/鈴木比佐雄
大型詩人団体の民度不安/真岡太朗
☆H氏賞受賞詩集作品抄
詩集『生きる水』より
◯エッセイ・コラム
山高帽子 ナンバーワン/林堂一
ポエトリウム 武田百合子/佐藤正子
某月某日 「かいじ」の旅/財部鳥子
詩の分校 教授/清水昶
◯先達詩人としての相澤等
独自な組織構造体を創出した詩人/上林猷夫
◯先達詩人としての阿部保
〈またとない〉国の韻律/支倉隆子
◯先達詩人としての山室静
詩人 山室静/小松郁子
◯研究作品選評
<作品>
なめかたみめい 阿蘇豊 谷口謙 徳永遊 先田督裕
中内聖子 山本久子 いいだ敏子 磯部ゆりな 枝川里恵
近藤由貴枝 清岳こう 房内はるみ
<選評>
井川博年 中上哲夫 中本道代 宮本むつみ 嵯峨信之
◯題字/小山実
◯画(表紙・扉)/鈴木翁二
◯カット/山崎益弘