◯作品
さかさの木──ヒロシマにて/柴田三吉
奥へ/小池まや
犬街道の人々/大橋政人
多摩川の下流の岸で/川西健介
人に優しい国/藤本直規
匂い/他/天野忠
霧と地図/清水哲男
荒屋敷からやってきた/福井桂子
シーラカンスの想い/萩ルイ子
黒/鈴木漠
怒り/地引弘
春の光に/千田陽子
名を問われ 答えるとき/所立子
知ることは/高野喜久雄
遺骨の寺/芝憲子
樹/寺下昌子
風景論I──山本鍾互に捧げる/小川英晴
◯小特集 せっかく詩人なら
少しオーバーホールしてから/太原千佳子
詩と純粋ということ/佐久間隆史
型破りしたい身体/村永美和子
「かたち」を越えて/森川雅美
一人の詩人にこだわってみませんか/なべくらますみ
雑談/弓田弓子
◯論考
日本的抒情の行方──伊東静雄ノート/溝口章
☆視点1「定型論争」再考/谷内修三
☆研究論考〈死と詩〉財部鳥子『中庭幻灯片』に立ち止まる/平澤信一
☆ロマン主義の詩学(番外編)座敷牢のスサノオ──高橋新吉覚書/清水康雄
◯月評
詩書選評 事物・かたちへの愛情/以倉紘平
詩誌選評 現在の詩は難解だろうか/鈴木正樹
歌壇時評 木の精たち/梅津英世
◯エッセイ・コラム
ゆめ横丁 四月に生まれて/木村信子
鈴の小箱 「すーちゃん」/栗原澪子
詩の分校 さらば赤軍/清水昶
詩壇手帖 玄関そとに ヤクルト瓶/安西均
◯レスプリ・ドラルース
◯現在国語戯典
◯H氏賞・現代詩人賞速報
◯研究作品選評
<作品>
筑摩尚子 神永あい子 布川基美 近藤茂美 徳永大
平川律 尾崎真理子 大河内さち子 岡本圭司 立崎まり子
<選評>
島朝夫 中上哲夫 中本道代 宮本むつみ 嵯峨信之
◯題字/小山実
◯画(表紙・扉)/鈴木翁二
◯カット/中崎一夫
◯作品
津別/宮野一世
奇妙な巡礼/多田智満子
夜の坂——「うたえないうた」より/朝倉勇
闇と静寂/杉山平一
壺/中島悦子
帰り道/本間容子
新季語/麦朝夫
存在/柳生じゅん子
とてもかなしい魂の動物/粕谷栄市
音楽/村中秀雄
父の祝日/千々和久幸
満期ののち/淺山泰美
二百三高地/角田清文
記憶の行方/原田葉子
火の挽歌/二題/本多寿
東雲/山田博
丸顔/生川初恵
消光/倉石信乃
水の思想/嵯峨信之
◯小特集 “何を”書くかへの答
人間ブリッジ/田代田
詩を書くということ 断想/伊藤海彦
詩に於ける観念/山之内まつ子
いま、なにを書けばいいのか —わたしの内なる国家へ—/山内清
◯論考
眼の彼岸 —青山二郎の装幀本周辺/林哲夫
『愛誦』の村野四郎作品/扶川茂
☆視点2 荒川洋治の耳/谷内修三
◯月評
詩書選評 ことばの肉づき/以倉紘平
詩誌選評 何処までが詩か/鈴木正樹
歌壇時評 <歌枕>への遡行/梅津英世
◯エッセイ・コラム
ゆめ横丁 あぶらや/木村信子
鈴の小箱 寄贈本/栗原澪子
詩の分校 以倉紘平/清水昶
詩壇手帖 詩壇雑誌群/安西均
◯レスプリ・ド・ラルース
◯現在国語戯典
◯研究作品選評
<作品>
鈴木有見子 大河内さち子 筑摩尚子 山本幸子 徳永大
高木祥雄 みやしたようじ 佐藤利子 徳永遊 川田美加 植田章子
<選評>
島朝夫 中上哲夫 中本道代 宮本むつみ 嵯峨信之
◯題字/小山実
◯画(表紙・扉)/鈴木翁二
◯カット/中崎一夫
日本現代詩人会 平成5年度H氏賞・現代詩人賞特集
<第四十三回H氏賞>
◯受賞のことば/以倉紘平
◯選考経過/磯村英樹(詩集賞担当理事)
◯選考のことば
<自由>な詩の世界/村田正夫(選考委員長)
選考を終えて/会田千衣子
ぬらりひょんとした「新人」と「中堅以上」の間柄/狩野敏也
選考所感/島朝夫
思考を解放し、イメージを解放する詩を/日高てる
選考を終えて/藤富保男
ひさびさの委員会で/堀場清子
<第十一回現代詩人賞>
◯受賞のことば/田村隆一
◯受賞のことば/堀場清子
◯選考経過/菊田守(理事長)
◯選考のことば
現在形からの出発/秋谷豊
選考のことば/石川逸子
田村、堀場両氏の詩集を推す/岡崎純
堀場清子氏の『首里』に感銘/川崎洋
『ハミングバード』の哀歓/知念榮喜
ひたすら『ハミングバード』で/平井照敏
書面参加二通/山本道子
◯以倉紘平の人と作品
岸辺の縁/大野新
以倉さんの<人生の風景>/栗原澪子
鎮魂の詩人、以倉紘平/玉置保巳
◯田村隆一の人と作品
四国のタムラその他のこと/衣更着信
その裏地には/新倉俊一
荒地の鷹の目——田村隆一について/松田幸雄
◯堀場清子の人と作品
凛々しい長距離ランナー/佐藤正子
フェミニズム、その「極点」を超えて/中島美幸
沖縄のマブイをつかんだ/八尋舜右
◯H氏賞受賞詩集作品抄
詩集『地球の水辺』より
◯現代詩人賞受賞詩集作品抄
詩集『ハミングバード』より
詩集『首里』より
◯先達詩人としての江間章子
幸せな女流詩人の晩年に向けて/服部伸六
◯先達詩人としての和田徹三
屹立する形而上性/星野徹
◯先達詩人としての山田今次
自在な夢の詩人/平林敏彦
◯詩壇手帖
選考委員/安西均
◯研究作品選評
<作品>
小野ちとせ 先田督裕 徳永大 大河内さち子 立崎まり子 高木祥雄
富田庸子 阿部俊子 田中浩司 鈴木有美子 小暮杳子 和泉啼鬼
<選評>
島朝夫 中上哲夫 中本道代 宮本むつみ 嵯峨信之
◯題字/小山実
◯画(表紙・扉)/鈴木翁二
◯カット/中崎一夫
◯作品
闇のなかの風景/山本沖子
世界の天気/難波律郎
車の上/天野忠
来訪者/他/真岡太朗
お毒見ネコ/飯田光子
ムアの穴/矢口哲男
春になればうぐいすと同じに/永瀬清子
子供の古風な唄——三つの断片/猿田長春
円錐の墟/雨宮慶子
桜の木/他/はたちよしこ
民具考 鱒やす/手皮小四郎
メモ/阿賀猥
闇は すごい/西一知
宵待草/北岡淳子
商う/山本万貴
わたしの夜、芒の穂を輝かせて/坂東寿子
夢建築/他/貞久秀紀
骸骨炎上/中島可一郎
◯小特集 ロマンとしての詩作
宇宙のなかで共存する小動物を描く/菊田守
<庭>というロマン/国峰照子
未知・沈黙・声/服部たく
相聞の詩/久宗睦子
等身大のロマン/松本衆司
異にせよ流れは/佐野千穂子
◯論考
詩の、今 ——仮構としての基点をどこに選ぶか/芳賀章内
☆視点3 稲川方人の文章/谷内修三
◯月評
詩書選評 時代の深部へ/以倉紘平
詩誌選評 <死>とどのように向かい合うか/鈴木正樹
俳壇時評 高屋窓秋の「花の悲歌」/林桂
歌壇時評 哲久を読まざる歌人は遺恨のことなり/梅津英世
◯エッセイ・コラム
ゆめ横丁 羊の首/木村信子
鈴の小箱 福音/栗原澪子
詩の分校 運命/清水昶
詩壇手帖 「いじらしい文明」/安西均
◯レスプリ・ド・ラルース
◯現在国語戯典
◯研究作品選評
<作品>
徳永大 布川基美 磯部ゆりな 立崎まり子 金井雄二
井上克啓 片岡直野 尾崎真理子 先田督裕 近藤茂美
<選評>
島朝夫 中上哲夫 中本道代 宮本むつみ 嵯峨信之
◯題字/小山実
◯画(表紙・扉)/鈴木翁二
◯カット/中崎一夫
◯作品
冬衞グラフ/財部鳥子
尾道/小長谷清実
不在/林堂一
さむい夕暮れまで/寒川鮒太郎
朝の階段/木村ミチ
かみさまのような きみへ/塚田高行
御神籤の朝顔/石原武
罠と叢/中正敏
波/吉田加南子
混沌儀1/沓川優
花・鎮魂/石村通泰
溟い水/小池昌代
ロサンジェルス/辻征夫
不思議な出来事/高階杞一
京葉線の電車に乗って/相原校三
あさり/今村冬三
グミ/西村富枝
橋/浅海道子
顔の頁/有我祥吉
◯小特集 人間と詩
つじつまのあわぬところに詩は成る/高橋喜久晴
健やかさ、ということ/寺門仁
子どもと大人の心を/禿慶子
平談としての詩/増田耕三
詩は、人間の、運命の伴走者である。/絹川早苗
◯論考
八木重吉と自由民権/鈴木亨
☆視点4 石井孝幸と高岡淳四/谷内修三
◯月評
詩書選評 言葉の贈答/以倉紘平
詩誌選評 <詩>をどのように取り出すか/鈴木正樹
俳壇時評 五人の句集/林桂
歌壇時評 晩節を全うせざるは定型の罪にあらざるなり/梅津英世
◯エッセイ・コラム
ゆめ横丁 花子/木村信子
鈴の小箱 いま泣いた烏/栗原澪子
詩の分校 受験生/清水昶
詩壇手帖 ある挨拶状/安西均
◯レスプリ・ド・ラルース
◯現在国語戯典
◯研究作品選評
<作品>
阿部俊子 布川基美 山本幸子 中井仁 安川登紀子
近藤茂美 徳永遊 中内聖子 金井裕美子 金井雄二
あとららんだむ 小野ちとせ
<選評>
島朝夫 中上哲夫 中本道代 宮本むつみ 嵯峨信之
◯題字/小山実
◯画(表紙・扉)/鈴木翁二
◯カット/中崎一夫
◯作品
たましいは旅に出る/支倉隆子
夢の縮小/木坂涼
星のぬくもり/小松忠
針師Ⅲ/本庄ひろし
花と風船/前本英昭
手紙/他/森原智子
殺し文句/他/伊藤信吉
かもめ/新川和江
ふるさとの花は/武田隆子
いましめ/佐藤經雄
MUSIC/今井義行
音楽——兄・寅松に/阿部岩夫
笑ういのしし/小柳玲子
夏至/風森さわ
誕生日/相野優子
犬人会——未見のコルタサル氏に——/嶋岡晨
隣の寓話/西中行久
注視/周田幹雄
トランプひとり遊び その1/石井孝幸
◯小特集 日常と詩の間
たえず自転させる/青木はるみ
「詩」とのつきあい/村中秀雄
水流/新井啓子
日常へのみちすじ/岬多可子
日常への視角に詩が在る/鳥山敬夫
◯論考
雨読抄・主として映像について/難波律郎
☆視点5 女性から学んだこと/谷内修三
☆ロマン主義の詩学5 ラマルチーヌ/清水康雄
◯月評
詩書選評 現代詩の読者/以倉紘平
詩誌選評 <詩>が引きずっているもの/鈴木正樹
俳壇時評 大井恒行と「俳句空間」/林桂
歌壇時評 雨師として祀り棄てなむ/梅津英世
◯エッセイ・コラム
ゆめ横丁 ねこのたまご/木村信子
鈴の小箱 「尾長」ほか/栗原澪子
詩の分校 選挙/清水昶
詩壇手帖 秋茄子のうまさ/安西均
◯レスプリ・ド・ラルース
◯研究作品選評
<作品>
阿部俊子 小野ちとせ 徳永大 布川素美 近藤茂美 徳永遊
高木祥雄 先田督裕 金井雄二 中内聖子 北川功三
<選評>
島朝夫 中上哲夫 中本道代 宮本むつみ 嵯峨信之
◯題字/小山実
◯画(表紙・扉)/鈴木翁二
◯カット/中崎一夫
◯作品
風が/石峰意佐雄
噂の魚/香川紘子
銀ちゃん/田代田
地平線へ/大川晃
暗黒星雲/埋田昇二
水色の網戸/山本楡美子
寧日/天野忠
朝まで覚えていられない/佐々木安美
かぜ/他/西村博美
ショック もしくは浮くこと/井上嘉明
伝説/みもとけいこ
歳時(31)・(32)秋の部/中島一夫
開かないガラス窓から/他/高橋順子
永良部にて/富哲世
睡蓮/市川満智子
使者/石岡チイ
湿舌の歎語/原子朗
◯小特集 美神(ミューズ)たち
眼にて/立木早
待っていると おとずれない美神/前田美智子
媒体としての詩句/鈴木漠
言葉の強度と美/寺西幹仁
お泊まりください/吉田まり子
くずの花/大八木敦彦
◯論考
根源的な元素としての <詩的なるもの>/駒田克衛
☆視点6 『世間知ラズ』について/谷内修三
◯月評
詩書選評 詩を読む喜び/以倉紘平
詩誌選評 <恋愛>にこだわってはみたが/鈴木正樹
俳壇時評 戦後世代の句集五冊/林桂
歌壇時評 文化摩擦と短歌の普遍性/梅津英世
◯エッセイ・コラム
ゆめ横丁 サーカス/木村信子
鈴の小箱 伏字/栗原澪子
詩の分校 人類絶滅/清水昶
詩壇手帖 団地のうちそとで/安西均
◯研究作品選評
<作品>
高木祥雄 中井仁 大江利知 磯部ゆりな 中内聖子 立崎まり子
先田督裕 徳永大 あとららんだむ 末広吉朗 小山千早
金井雄二 山本幸子
<選評>
島朝夫 中上哲夫 中本道代 宮本むつみ 嵯峨信之
◯題字/小山実
◯画(表紙・扉)/鈴木翁二
◯カット/中崎一夫
◯作品
油蝉/宮尾節子
きみが見えなくなってしまう/大家正志
あひる/太原千佳子
コロンブスの卵なの/山本英子
隧道/阿部はるみ
聖家族/宮地智子
魚/永塚幸司
春の夜のしなさだめ/永瀬清子
酒の匂いのする授業/小松弘愛
いらいら/小泉玲子
エスキース/杉山平一
秋山抄 谷三編/安水稔和
村で/文梨政幸
斑雪野/遠藤進夫
居ます/他/伊藤信吉
夢の家/瀬沼孝彰
*
<小詩集>横顔/松島雅子
◯小特集 詩の強み・弱み
詩から散文へ/片瀬博子
詩における風景/小林幸夫
母性原理と詩/出海溪也
道楽と紙一重——社会的視点から/柳内やすこ
ある邂逅/齋藤愼爾
◯論考
引用について/田中宏輔
☆視点7 論理のダンス/谷内修三
◯月評
詩書選評 文体の魅力/以倉紘平
詩誌選評 <言葉>という媒介/鈴木正樹
歌壇時評 ただごと歌の力/梅津英世
◯エッセイ・コラム
ゆめ横丁 くれよん/木村信子
鈴の小箱 素木の床/栗原澪子
詩の分校 学歴/清水昶
詩壇手帖 受賞詩集批判/安西均
◯研究作品選評
<作品>
金井雄二 阿部俊子 徳永大 布川基美 富田庸子 大河原さち子
二名孜 松野和子 中内せい子 伊与部恭子 井上典子
<選評>
島朝夫 中上哲夫 中本道代 宮本むつみ 嵯峨信之
◯題字/小山実
◯画(表紙・扉)/鈴木翁二
◯カット/中崎一夫
◯作品
秋の家族/柴田千秋
小内海/他/杉谷昭人
風景/杜みち子
木ではない/中上哲夫
木の上の女/亀川省吾
宏樹と啓と宗一郎/柿添元
子守唄/片岡文雄
南画院展で/山本沖子
秋の光/千坂労
挿入の図像——北辻良央に/建畠晢
祖母が来た/尾崎幹夫
お茶の水の病院で/菊池貞三
ダッカの広場にて/本田和也
病院/衣更着信
十月/伊藤海彦
春・時間/岸野昭彦
*
<小詩集>丘の上で/松田克行
◯小特集 詩に現れた“共生”
“共生”の切り口/早川玲子
死者を思う時/中村登
怒るマウンテンゴリラ/北川朱実
「微分」と私/中島悦子
多様な「共生」の場としての詩/川島洋
◯論考
安西均詩集『指を洗ふ』を、読む/佐藤正子
☆視点8 男の快感/谷内修三
◯月評
詩書選評 美学そして詩法の必要性/以倉紘平
詩誌選評 <誰>に向けて詩を書くか/鈴木正樹
俳壇時評 宗田安正と「巨眼抄」/林桂
歌壇時評 『黒い雨』と『重松日記』/梅津英世
◯エッセイ・コラム
ゆめ横丁 砂道/木村信子
鈴の小箱 箱/栗原澪子
詩の分校 白鳥の歌/清水昶
詩壇手帖 時雨ちかい日に/安西均
◯追悼 天野忠
毅然たる人——天野忠さんを惜しむ/河野仁昭
◯研究作品選評
<作品>
布川基美 中内せい子 井上典子 近藤茂美 小野ちとせ 高木祥雄
先田督裕 山本久子 金井雄二 武内宏城 佐藤ひらく 岡本圭司
<選評>
島朝夫 中上哲夫 中本道代 宮本むつみ 嵯峨信之
◯題字/小山実
◯画(表紙・扉)/鈴木翁二
◯カット/中崎一夫